マサチューセッツ州の同意命令によれば、同州はFacebookの新規株式公開(IPO)で主幹事を務めたMorgan Stanleyの不手際に対して500万ドルの罰金を科した。どの程度の金額かといえば、投資会社である同社の新任秘書がもらうボーナスのおよそ半分だ。これは誇張しすぎだとしても、2011年に324億ドルの売上を計上したMorgan Stanleyにとっては些細な金額だ。
主幹事を務めたMorgan Stanleyは、期待の高かった5月のIPO前に一部の重要情報を隠したとしてFacebookの株主から批判を浴びてきた。Facebookの株価が公開直後から下落したことで非難は急激に広まった。数週間のうちに、同社の時価総額は400億ドル目減りした。株価はその後ある程度持ち直したものの、公開時の最高値45ドルをかなり下回っている。
同州の証券規制当局責任者である州務長官William Galvin氏は同意命令の公開に際し、Morgan Stanleyが不誠実で倫理にもとる行為を行ったと述べた。Morgan Stanleyは同意命令書に署名はしたものの、書類に記載された事実を認めることも否定することもしなかった。命令書に記された法律違反に関しても同じ態度で通した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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