Facebookの新規株式公開(IPO)はここに来て、最近の記憶にあるハイテク株の新規売り出しの中でも最もお粗末なものの1つと言っても差し支えない状況になってきた。この大混乱の最新の展開として、今度はReutersが投資銀行Morgan Stanleyの社内メモを入手し、そこには米国時間5月18日のFacebook上場にあたり、同社株の購入について過払いが発生した小口顧客に対し、価格調整を行う用意があると書かれていたと報じている。
Morgan StanleyはReutersの取材に対し、メモの内容は事実だと認めているが、なかでも特に注目されるのは、「すべての注文は最適な取引成立価格の設定に向けて現在見直しの最中だ」という文面だ。さらにメモには「数多くの価格調整が予定されている。まずは最も大きな調整処理をこれから数日の間に行い、残りの調整もできるだけ短期間に徹底して行う」とも書かれている。
一方、一部の株主は既に、18日のIPOの実施に先立って一部の重要情報が隠ぺいされていたとして、Facebookと複数の銀行を相手取って訴訟を起こしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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