何十億という人に影響を与えられるからなのか、豪華なオフィスや無料の食事が良いのか、Facebookの従業員が総力を挙げて、2012年の働きやすい企業ランキングで自社に投票している。
企業レビューサイトのGlassdoorは毎年、何社もの企業を対象に従業員の声を聞き、働きやすい企業トップ50をまとめている。2012年は50万人近くが、昇進の機会や給与、福利厚生、ワークライフバランス、上級管理職、文化、価値観といった項目で雇用主を評価し、レビューを提出した。そして、この中を勝ち抜いたのがFacebookだった。
FacebookのあるプロダクトマネージャーはGlassdoorに「この会社の経営陣は、世界をもっとオープンでつながったものにするというFacebookのミッションを本気で信じている」と述べ、「チームは小さく、自律性が高い。1人の人間が出来ることの違いを見ると驚く」としている。
Facebook以外にも、19社のIT企業がベスト50に入っている。上位10社に入ったのは、3位のRiverbed Technology、6位のGoogle、8位のNational Instrumentsだった。知名度の高いIT企業としては、LinkedInが14位、Intelが31位、Appleが34位にランクインしている。
GoogleとAppleはトップ5入りを果たせなかったが、それぞれ5位から6位、10位から34位へと、2011年から順位を落としつつも5年連続のランク入りを果たしている。Facebookはここ3年間はランク入りしているが、初めてリストに名前の挙がった2010年は1位にランクインした。2011年は3位に順位を落としたものの、2012年に再びトップに返り咲いた格好だ。
Glassdoorの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるRobert Hohman氏は声明で「信頼性の高い、実際的な従業員満足度を反映するThe Employees' Choice Awardsは企業にとって名誉ある賞の1つである」と述べている。「職場の透明性が大きくなるにつれ、求職者や従業員がキャリアの次の一手を考える際に、特定の会社に勤めることがどのようなものかを示す情報が大きな役割を果たすようになっている」(Hohman氏)
なお、世界最大のソーシャルネットワークで働いた場合の様子が分かるビデオをGlassdoorとFacebookが製作している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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