どうやら春の大掃除は頭にないらしい。休暇に間に合うよう、各社そろってモバイルアプリケーションに磨きをかけているようで、今度はDropboxがアップデートをリリースした。
クラウド型ストレージプロバイダーのDropboxは、「iOS」版アプリケーションを改良したと発表した。今回の大きな注目点は写真体験にあるという。
新しいデザインや機能を見ると、Dropboxはストレージサービスの中でも特に写真共有に力を入れているようだ。
追加された機能の中でも大きいのは、ユーザーのモバイル端末から自動でアップロードされる写真のタイムライン表示だ。表示機能が新しくなったことで、「iPad」版アプリケーションでは広いディスプレイ領域を活かしてフルスクリーンの写真がこれまでより魅力的に見える。
もちろん、まだInstagramやFacebook、Flickrで写真を共有するのとまったく同じというわけにはいかないが、こういった機能によってDropboxが今後どこへ向かっていくのかを見守るのは興味深い。Dropboxの製品デザイナーたちは米国時間12月14日のブログ投稿で、同サービスを「皆さんのすべての記憶が集まる場所」とアピールしたが、おそらく、この言葉が発展しつつある同社の戦略を最もうまくまとめているのかもしれない。
今回のアップデートに含まれるその他の機能としては、ファイルを特定のフォルダに直接アップロードできる機能や、「『ほとんど見えない』グラデーション」と「繊細な線」を使用してすっきりさせたデザインなどがある。
iOS版Dropboxのアップデートバージョンは現在、無料でダウンロード提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)