日本マイクロソフトは12月14日、Windows 8対応のソーシャルアプリに関する記者会見を開催した。
すでにWindows 8用のアプリを提供しているミクシィをはじめ、今後提供予定のTwitter Japan、サイバーエージェント、NHN Japanの担当者らが登壇し、アプリの概要を説明した。
サイバーエージェントは、「Ameba芸能人・有名人ブログ for Windows 8ストアアプリ」を2013年1月10日に公開する予定だ。第1弾として、有名人ブログをWindows 8のユーザーインターフェースに合わせ、タイル状でわかりやすいランキングを表示したり、ブログを表示しながら左側にブログの一覧を表示したりでき、他のブログにアクセスしやすくする。今後は第2弾、第3弾のアプリを提供するとしている。なお、Windows RTには未対応。今後については様子を見ながら検討していくとした。
NHN Japanは、Windows 8対応のLNEアプリを12月下旬にリリース予定という。すでにスマートフォンで使用しているユーザーを対象にしたもので、スマートフォンで利用しているコンタクトリストをPCでも利用できるサブデバイスという位置付けだ。Windows 8独自のスナップビューの対応や、トーク中の友達を一覧表示できる機能などに対応する。スタンプなども利用できるほか、「トークルーム」はタブで切り替えられるようになっている。
Twitterに関しては、10月31日に@twittermobileのアカウントでTwitter上で表明したことを日本でも改めて説明。「時期などは言えない」(Twitter Japan パートナーシップディレクターの牧野友衛氏)としながら、すでに表明する前からで開発にとりかかっており、遠くない時期にできるのではないかとした。
すでにOSの発売日とともに正式版をリリース済みのミクシィは、開発体制はエンジニア2~3名とデザイナー2名だったと説明。Windows 8向けに提供するメリットとして、Windows 8の開発向けにテンプレートが提供されており、簡単に開発できるようになっていることから、小規模で簡単に開発できること、サービスとして「チャームなどから投稿でき、動線をサービスの外に設けられることが重要」(ミクシィ メディア統括部 Windows 8ユニット プロダクトオーナーの戸高慎一郎氏)と説明した。
各社のアプリは、「Windows ストア」で提供される。Windows 8の特長として、マイクロソフトが力を入れているサービスだ。Windows ストアでは、売上げが2万5000ドルを超える人気アプリケーションに対し、開発者へのレベニューシェアを80%にするなど、他のOSよりも高い還元率も特長のひとつだ。
日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows本部 本部長の藤本恭史氏によれば「どのアプリかは言えないが、そこに達成しているアプリもある」と説明する。
Windows 8は、10月の発売から全世界ですでに4000万人のユーザーがいるという。この数字はPCの新規購入やOSのアップグレードを含めたもの。藤本氏は「新しいユーザーインターフェースについて戸惑うのではないかと言う声もあるが、チャーム(Windows 8の画面右側から呼び出せるメニューバー)の発見率は90%」と説明する。これは、OSのアクディベートから24時間のデータをもとにしたもので、その日のうちに使いこなせているとした。
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