博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所は12月10日、全国の携帯電話を所有する高校生を対象にスマートフォンの使用やメディア接触状況を調査した「スマートティーン調査報告」の結果を発表した。
高校生の2人に1人がスマートフォンを所有し、フィーチャーフォンを所有する高校生を上回った。男女別のスマートフォン所有は女子が6割、男子が5割。所有時期は2012年になってからの購入が約6割を占め、急激な普及がうかがわれると分析している。
スマートフォンを所有する高校生の4人に1人が「初めて買った携帯電話がスマートフォン」と回答し、特に男子では約4割に上る。同社は、スマートフォンしか携帯電話を知らないユーザー、“スマホネイティブ”が登場していると表現している。
インストールしているアプリ数は平均29個で、そのうち有料アプリは1個とほぼ無料アプリが占めた。だが、利用しているアプリは11個と、インストールしているアプリの半数程度であった。
2人に1人が「スマートフォンを一日中さわっている」と回答し、特に女子からは「目が疲れる」「睡眠時間が少なくなった」といった声も挙がった。フィーチャーフォンユーザーよりもスマートフォンユーザーの方がネットの接触時間が長く、男子よりも女子の方が長い傾向にあるという。
ソーシャルメディアについては、携帯電話を所有する高校生の約5割が「人間関係が充実した」と回答。スマートフォンユーザーでは約7割の回答に上った。
その一方で、携帯電話を所有する高校生の約4割が「人間関係がわずらわしいと感じることがある」と回答した。メディア環境研究所は、ソーシャルメディアが高校生の友人関係に大きな影響を与えていると分析している。
月額の平均利用料金は約6000円。男女ともにフィーチャーフォンよりも平均で2000円程度高いという。
調査は11月7~12日に、全国の携帯電話を所有している高校生の男女を対象にインターネットリサーチで行われた。サンプル数は416人。
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