米裁判所は米国時間12月13日、Appleの「iPhone」がMobileMediaの保有する特許3件を侵害しているとの判断を下した。MobileMediaの広報担当者が米CNETに述べた。
同広報担当者によると、特許のうちの1件(米国特許番号6427078)はカメラ電話の技術に関するもので、他の2件(米国特許番号6253075、6070068)は通話処理に関するものだという。
Scribdに掲載された今回の評決には、Appleが問題の特許3件を直接侵害していると陪審員団が判断したことが示されている。陪審員団は、特許請求項の無効化を求めるAppleの主張も退けた。
MobileMediaが特許侵害のかどでAppleを相手取って起こした訴えの陪審裁判は、11月に始まった。MobileMediaは、ソニー、Nokia、そしてMPEG規格の特許をライセンス提供するMPEG LAという団体が共同で所有する企業である。
MobileMediaは、ソニーやNokiaのものを中心におよそ300件の特許を管理する。これらの特許は、スマートフォン、PC、カメラ、ゲーム機など、ほとんどすべてのエレクトロニクス機器に適用可能である。同社は2010年7月に、18件の特許が侵害されたとしてAppleを提訴した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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