Twitterの共同創設者であるJack Dorsey氏は、同社が独自の写真フィルタリング機能のリリース準備を進めているという証拠を初めて公に示したのかもしれない。Twitterはますます激化するInstagramとの戦いの中で、そのツールが役に立つことを期待している。
Twitterは2012年中に写真フィルタリングツールを公開する計画だ、とこの件に詳しい情報筋が述べたことをAll Things Dの米国時間12月8日の記事は示唆している。Dorsey氏が8日にツイートした一連の白黒写真は、Twitter独自の写真ホスティングサービスである「pic.twitter.com」を使って作成されたように見える。それは、Twitterでの業務上の役割の大半を既に手放しており、さらにモバイル決済の新興企業Squareの創設者兼最高経営責任者(CEO)でもあるDorsey氏が、うわさの新ツールを使っている可能性が高いことを意味する。
All Things Dの記事は次のように述べている。
この件に詳しい複数の情報筋によると、Twitterは公式Twitterアプリ内で使用可能な一連の写真フィルタを2012年中にリリースするため、懸命に努力しているという。
同社の目標は、ホリデーシーズンに間に合うように、それらのカメラフィルタをアプリケーションアップデートでリリースすることだ、と先の情報筋は述べた。同アプリの新版は現在、テスト段階にある。Twitterの会長であるJack Dorsey氏が、Square従業員のフィルタリングされた白黒写真をあれほど多く投稿しているのは、そのことが理由かもしれない(Dorsey氏が8日午前に投稿した離陸時の飛行機の翼の白黒写真は言うまでもない)。
The New York Times(NYT)は11月、Twitterが写真フィルタリングに取り組んでいるとのうわさを最初に報じた。
もしAll Things DとNYTの報道が正しいとすれば、それは激しさを増すTwitterとInstagramの戦争における最新の一撃になるだろう。Instagramは先週、「Twitter Cards」との連携を停止した。その措置の結果、Instagramの写真は変にトリミングされてTwitterに表示されるようになった。その狙いは、より多くのInstagramユーザーにウェブ上のサービスを利用してもらうことだ、とInstagramのCEOであるKevin Systrom氏は述べた。しかし、Instagramが同社のユーザーをTwitterから引き離したいと考えていることも明白だった。
米CNETは12月8日夕方、Twitterにコメントを求めて問い合わせたが、まだ回答を得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」