TwitterとInstagramの確執が続いている。Instagramは米国時間12月5日、Twitterのウェブサイトやアプリケーションに写真を適切に表示する機能を無効にした。
Twitterは5日、ステータスページを更新し、Instagramが「Twitter Cards」との連携を停止したことを明らかにした。これによって、一部が切れたり中心がずれたりするなど、Instagramの写真が適切に表示されなくなっている。
一方、Instagramの最高経営責任者(CEO)Kevin Systrom氏は5日、パリで開催されているLeWeb'12カンファレンスで、Twitterとの関係は変化しつつあるものの、Instagramは何らかの形でTwitterとの連携を継続するつもりだと述べた。
また同氏は今回の動きについて、一部のユーザーは混乱してしまうかもしれないとしたうえで、より多くの人に他のサイトではなくInstagramのサイトで画像を見てもらいたいと考える同社にとっては正しい動きとした。
「どこで画像を使用し、操作するかという問題である。それがInstagramであって欲しいと、われわれは考える」とSystrom氏は5日のLeWebカンファレンスで述べた。
Systrom氏は、これは自身の決断であり、Facebookからの指示ではないと付け加えた。Facebookは3カ月前にInstagramの買収を完了している。
「FacebookがInstagramに何らかのポリシーを強制したわけではない。また、われわれが買収されたことによるものでもない」(Systrom氏)
また今回の変更は、InstagramがTwitterのユーザーリストにアクセスできなくなったことに対する報復でもないとSystrom氏は述べた。
Twitterは6月、パートナーウェブサイトがコンテンツを「より魅力的な方法」で提供できるようにする新機能Twitter Cardsを提供開始した。これを利用すると、参加企業のツイートの詳細表示に、コンテンツのプレビュー、画像、動画などの情報が表示される。カードによって提供される多様なコンテンツの1つに写真があり、写真はツイートの真ん中に配置される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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