マルチタッチテクノロジについて幅広い適用範囲を持つAppleの特許の1つが、米特許商標庁(USPTO)による再審査で暫定的ながらも無効と判断された。
Foss Patentsブログが指摘した文書によると、USPTOは、タッチスクリーンデバイス操作に関わるAppleの特許に含まれる20件のクレームすべてを無効と判断した。
この判断は米国時間12月3日に下されているが、最終的なものではない。
Appleの特許がUSPTOの再審査で無効と判断されたのは今回が2度目だ。Appleのラバーバンド効果(最後までスクロールしたページがはね返るような動き)を適用範囲とする同社の特許についても同様の判断が10月末に下されており、不服申し立てが行われている。
注目すべきは、Appleの共同創設者である故Steve Jobs氏の名が、筆頭発明者として他の24名とともにこの特許(米国特許番号7479949)に記載されていることだ。Appleがこの特許を申請したのは2008年4月のことで、9カ月後には特許が認められた。これはMotorola Mobilityを相手取った最近の特許訴訟で取り上げられた3つの特許の1つだが、裁判所は11月にこの訴訟を棄却している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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