2013年4月27日、28日に幕張メッセにて行われるイベント「ニコニコ超会議2」の協賛社が発表。任天堂が特別協賛社となり、ニコファーレで行われた発表会では岩田聡代表取締役社長が登壇。ユーザーに向けて挨拶を行った。
この日岩田氏は、昼にニコニコ本社スタジオでニコニコ生放送「Nintendo 生 Direct」に出演し、据え置き型新ゲーム機「Wii U」向けに動画サービス「niconico」のソフト「ニコニコ」を搭載することを発表。引き続いての登場に「今日の私はニコニコさんづくしの日でもあります」と挨拶。
任天堂はネットプレゼン番組「Nintendo Direct」をはじめとして、インターネット中継を通じ、ユーザーに向けてメッセージを直接届けるという取り組みを昨年から実施している。この放送はニコニコ生放送などでも配信されており「たくさんのご声援やコメントをいただいている。これもニコニコさんのご協力、またはニコ生をご覧になっている視聴者あってのこと」として感謝の意を表していた。
特別協賛としてサポートすることに決めたのは、「日ごろからNintendo Directなどをご覧いただいている、視聴者のみなさまへ感謝の気持ちとして協力したい。ネットとリアルの融合を掲げ、ニコニコを愛するユーザーの遊び場であるニコニコ超会議の発展に、微力ながらお役に立てれば」とコメント。なお特別協賛という立場となっているが「イベントを任天堂色に染めようとは思っていません。みなさんのやりたいようにやっていただくことがニコニコだと思いますので」と付け加え、来場者からは感嘆の声と拍手が送られていた。
このほかの協賛や出展各社も発表された。協賛として、カラオケの鉄人、シルバースタージャパン、ローソン。出展としてアニプレックス、あるあるCity、SBS ARTECH Co., Ltd.、大塚食品、角川グループ、KYORAKU/吉本、グッドスマイルカンパニー、JOYSOUND 超会議2店、ソニー・コンピューターエンタテイメント、デジクラフト社、肉の万世、日本マイクロソフト、VOCALOID STORE、VOCALOID RECORDS、マルハンチャンネル、ヤフー、ヤマハ、ユーマ、吉本興業、LIVE DAM。さらに後援として経済産業省も名を連ねている。なお、特別協賛は1社のみだが、協賛などは現時点での発表で今後増える可能性があるという。
任天堂の特別協賛については「われわれもビックリした」(ドワンゴ取締役の夏野剛氏)とし、協賛にソニー・コンピューターエンタテイメントと日本マイクロソフトという、コンシューマゲームプラットフォーム3社が揃ったことについて触れ「東京ゲームショウでも実現していない」(同氏)。質疑応答でも「どうして任天堂がついたのか」という質問が飛び出すほどの驚きの発表となった。
このほか、入場者数の目標について触れ「去年は目標を10万人に掲げて、実際には約9万人だった。今回こそは10万人」(ドワンゴ会長の川上量生氏)。また前回は巨額な赤字が発生したことから、今回の収支についても注目が集まっている。それについては「トントンだったら最高。利益を出そうとは全く考えていないし、もともとの目標は一億の赤字ですから」(夏野氏)、「目標というよりも予定。(赤字1億は)僕の公約です」(川上氏)。
発表会では開催概要についても発表。痛車展示の「痛G ふぇすた出張編」やボーカロイドオンリーイベント「THE VOC@LOID 超 M@STER 24」、東方Projectオンリー同人誌即売会の「例大祭」などの併催イベントを開催するほか、全国12都市からのバスツアーなども慣行する。入場券は1日券として前売り券は1500円、当日券は2000円。前売りのみの2日間通し券は2500円。また今回は並ばずに入場できる優先入場券も数量限定で販売する。
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