Nokiaは現地時間12月5日、主力スマートフォン「Lumia 920」の派生バージョンを提供する予定だと述べた。これは、China Mobile(中国移動通信)向けに開発された製品だ。
「Lumia 920T」は、China MobileのTD-SCDMAネットワーク上で動作する初の「Windows Phone」となる予定。2012年内に発売される予定で、価格は4599元(約740ドル)。
Nokiaは、世界最大の契約数を誇るChina Mobileの7億人以上の顧客を開拓する足掛かりを得る。スマートフォン市場での反撃を図りたいNokiaにとって、中国は重要な市場である。
Lumia 920Tの構成の大部分はLumia 920と同じある。「フローティングレンズ技術」を搭載する「PureView」カメラ、高感度ディスプレイ、ワイヤレス充電機能など、Lumia 920と同じ機能の多くを売り込んでいる。
また同社は、ワイヤレス充電ステーションを北京空港のVIPラウンジに設置することでAir Chinaと提携した他、小売業者Jiepang(街旁)とは、店舗でNFC(近距離無線通信)技術を使用したサービスを提供するための契約を結んだ。Nokiaは、米国のThe Coffee Bean & Tea Leafなど、小売店にワイヤレス充電ステーションを設置するための取り組みを進めている。
さらに同社は、アプリケーションを開発する地域の開発者や起業家を支援し、Windows Phoneプラットフォームへの関心を高めることを目的として「Nokia Experience and Innovation Center」を開設している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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