シリアのほとんどの地域でインターネット接続が復旧した。同国では、反体制派を封じるためにシリア政府が企てたとされるネット遮断が続いていた。
BBCは現地時間12月1日、首都ダマスカスでネット接続が復旧したと報じた。Renesysも同日のブログで、「シリアのインターネットがほぼ全面的に回復」しているのを確認したと述べている。Renesysはインターネットのルーティングデータを常時監視するリアルタイムのグリッドを運営している。
Renesysをはじめ、バックエンドのネットサービスを提供する企業各社は11月29日、シリアへのトラフィックが激減しているのを発見した。Reutersによれば、同国の情報大臣はネット不通が政権ではなくテロリストによるものと非難したが、ネット企業CloudFlareはこの説明が「誤りである可能性が濃厚」と指摘した。また米国務省ではシリア政権が通信を遮断したと見ていると、BBCは報じている。
GoogleとTwitterは同国のネット接続が回復する前の30日、遮断を回避する手段として、人々がTwitterからボイスメッセージを発信できるようにするため、「Speak2Tweet」サービスを再開した。 しかし、ネット遮断中は一部の携帯電話や固定電話回線も正常に機能していなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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