戦争とは政治を別の手段で表現したもの、と19世紀の軍事学者Carl von Clausewitzが主張したことはよく知られている。21世紀の追記として、その手段のリストにサイバーハッキングを加えるべきだろう。
シリアの内戦状態が激化する中、Reuters.comウェブサイトが米国時間8月3日、何者かによってハッキングされ、自由シリア軍を率いるRiad al-Asaad大佐とのインタビューを偽った記事が掲載される事態となった。
Reutersは声明で「われわれのブログプラットフォームは被害を受け、ねつ造されたブログ投稿がReutersのジャーナリスト数名の記事として偽って掲載された」と述べ、その後ツイートでも明らかにした。「われわれは、この問題に対処すべく取り組んでいるところだ」(Reuters声明)
この攻撃の背後にいる人物が誰であるのかは不明だが、Reutersのその後の記事によると、自由シリア軍は、Bashar al-Assad大統領率いるシリア政権が偽の投稿を行ったとして非難しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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