サイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日)にあたる米国時間11月26日は、オンラインショッピング業界にとって過去最高の売り上げを記録する日の1つになると期待されているが、人々がどこで買い物をしているのかを知れば驚くかもしれない。
ネットワークのパフォーマンスを追跡および分析する技術を提供しているDeepFieldによれば、利用者数の多いインターネット小売業者としてAmazonなどの常連が名を連ねているが、Shopifyなど予想外の企業もランクインしているという。
DeepFieldは、インターネットバックボーンのトラフィックに関する継続中の調査から得られたデータをもとに、オンラインショッピングのインフラストラクチャを対象とした大規模な調査をこの数カ月間にわたって実施した。
その結果、当然ではあるが、Amazonがインターネット小売業界に君臨していることが分かった。インターネットユーザーの約14%がAmazonのサイトを毎日訪れているが、この数字は8.8%で第2位となったeBayの約2倍だ。Deepfieldの統計には、Amazon本体のサイト以外に、MYHABITなどAmazonが運営するその他の小規模なサイトも含まれている。
ZapposとQuidsiもAmazon傘下の企業だが、単独で集計されるほど大きな割合を占めた。両社はDeepfieldのランキングで5位以内に入っている。
ランキングの下位に目を向けると、ShopifyやShopzillaといったさらに興味深い名前が現れる。5.4%のシェアで第3位となったShopifyはEコマースのホスティングサイトで、オンラインストア機能を完備したウェブページを3万以上のサイトに提供している。
DeepFieldのCraig Labovitz氏は、「サイバーマンデーを取り上げたメディアの多くは小売業界のビッグネームに注目しているが、サイバーマンデーは何千もある小規模なウェブサイトにとっても年間売上の大部分を占める日だ」と述べ、大規模小売業者については「サイバーマンデーはまさに全面的な価格戦争にほかならない」と指摘している。
米国では、感謝祭(11月の第4木曜日)後の数日間は主要なショッピングシーズンの1つで、ノートPCからテニスシューズまであらゆるものが売れる。ブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)には、全米で10億4200万ドルという記録的な売上高が達成され、オンラインショッピングサイトには前年比18%増となる約5730万人が訪れたという。
サイバーマンデーは、これよりさらに盛大なものになりそうだ。
今回のDeepFieldのデータでは、Walmart、Target、Best Buyはランキングの下位に位置していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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