comScoreが米国時間11月21日に公開したレポートによると、11月および12月の米国でのインターネットショッピングによる支出額は、434億ドル規模に達する見込みだという。
この数字は、2010年から15パーセント増加した前年のホリデーシーズンにおけるオンライン支出額に対し、さらに17パーセント上回る。また、小売業界が2012年のホリデーシーズンにおける消費者の支出総額の伸びをわずか4.1パーセントと予測しているのに対し、これをはるかに上回るものになっている。
comScore会長のGian Fulgoni氏は声明で「今回のホリデーシーズンは、感謝祭からクリスマスまでの最大32日間に及ぶ購買日に加え、シーズンに入る前から活況を呈しており、このことが、2012年末のオンラインショッピングシーズンに対して、われわれがかなり楽観的な見通しを持つ根拠となっている」と述べた。「小売業界のEコマースにとって、既に好調な年となっている状況には目を見張るものがある」(Fulgoni氏)
2012年はホリデーシーズンに入ってから最初の18日間のオンライン支出額が既に、前年同期比16パーセント増の101億ドルに達している。オンライン小売業者にとって、これまでに最も売り上げが高かった日は11月8日で、消費者の支出額は8億2900万ドルだった。
Fulgoni氏は次のようにつけ加えている。「ここ5年間で消費者の信頼感が高まっていることと、小売業者の早期のプロモーションがホリデーシーズンの好調な出だしに追い風となり、消費者の財布のひもが早い時期に緩み始めているようだ。さらに、今回の支出の伸びは、購買チャンネルがオンラインに引き続きシフトしている状況を反映している。消費者は、オンラインショッピングが提供する魅力的な価格、利便性、製品選択を選ぶ傾向を高めている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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