サムスンは米国時間11月21日、同社特許をAppleの「iPad mini」、第4世代の「iPad」、第5世代の「iPod touch」が侵害していると主張した。サムスンは、Appleと争っている最も新しい特許侵害訴訟において、これらの製品も対象に加えることをカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に申請した。
サムスンは今回の訴状で、Appleの最新製品が、同機種の以前のバージョンで侵害した特許を同様に侵害していると主張した。サムスンは基本的に、「内蔵スピーカーと外部オーディオ出力ポートを含むApple製品はすべて」この特定の特許を侵害すると申し立てており、最新のApple製品もこの訴訟の対象に含むべきだと主張している。
サムスンは先ごろ、この訴訟の対象を拡大し、最初の訴訟後にAppleがリリースした「iPhone 5」を加えるよう申し立てを行っていた。同裁判所は11月15日にこれを認めている。
言うまでもなく、Appleもこれまで、同社特許をスマートフォン「GALAXY S III」や「Galaxy Nexus」といった多数のサムスン製デバイスが侵害していると主張している。今回の訴訟は、2012年8月にAppleに有利な評決が下された同様の裁判とは別のものである。この評決では、異議申し立てが受け入れられなければ、サムスンに対して10億ドル超の損害賠償を求めている。
今回の訴訟を担当する判事は11月21日、Appleと台湾の携帯端末メーカーHTCとの間で争われていた同様の特許訴訟を終わらせることになった両社の和解の詳細をサムスンが閲覧できるとする決定を下している。
Appleとサムスンは、先の裁判結果を受けた後の申請についての審問を受けるため、12月6日に再び法廷で対決する予定だ。この日の審問の一部には、Appleによるサムスン製携帯端末の少なくとも8機種に対する米国での販売差し止めの申請と、サムスンによる陪審評決の完全無効を求める申請が含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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