Color Labsを元従業員が提訴--不当な労働慣行などを非難

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年11月20日 13時08分

 今年Appleによって知的財産とエンジニアチームを買収されたColor Labsが、創設時の前従業員からの新たな訴訟の標的となっている。

 Color Labsで品質保証エンジニアを務めていたAdam Witherspoon氏は米国時間11月19日、Color Labsと同社の最高経営責任者(CEO)であるBill Nguyen氏を相手取って提訴し、「非常に敵対的で危険かつ不快な雰囲気」を作り出したとして非難している。

提供: Screenshot by Dara Kerr/CNET
Color Labsのアプリ
提供: Screenshot by Dara Kerr/CNET

 TechCrunchが報道したこの訴訟は、Color Labsが3つの労働規約に違反しているとして、サンタクララ郡上級裁判所に申し立てられたもので、危険な労働環境や不法行為を報告したことへの報復、公的秩序の侵害による報復などが含まれている。

 Witherspoon氏はこの提訴で、Nguyen氏から意図的な精神的苦痛を受け、同氏は「従業員らに対し、日常的に侮辱や嫌がらせ、あざけり、酷使、抑圧を行って、従業員らの集団離職を招いた」と主張している。

 このため、Witherspoon氏は侮辱ならびに逸失した賃金および利益に対する損害賠償を請求している。

 米CNETはこの訴訟についてColor Labsに問い合わせているが、まだ回答を得られていない。

 この訴状の中で、Color Labsの大部分が実質的にAppleに売却された件が言及されている点に注目したい。今年この売却のニュースが伝わった際に、両社ともコメントしなかった内容だ。

 被告のNguyen氏は2012年9月末頃、Appleとの取引を仲介した。Appleの担当者が9月末頃Color Labsを訪問し、約20名で構成される同社のテクニカルチームと面談した。(中略)

 エンジニアリングチームの他の全員はAppleによって雇用されることになり、原告のWitherspoon氏だけが除外される明確な理由は存在しない。

 Witherspoon氏は訴状の一部で、Nguyen氏によってAppleとのミーティングへの参加を「意図的に除外された」と述べている。これは、Nguyen氏が、外部グループによる同氏の業務手法への調査にWitherspoon氏が関わっていることに気付いたことを受けてのことのようだ。

2012年11月19日の訴状

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]