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アップルとMSの幹部退職に見る「強硬派」の落日--重視され始めた「協力」路線 - (page 2)

Jim Kerstetter (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年11月16日 07時30分
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 では、どう考えるのが正しいのだろうか。「現時点ではどう考えるのが正しいのだろうか」と聞く方が良いのかもしれない。AppleとMicrosoftの役員たちが、協力を現在の優先事項だと考えているのは明らかだ。そうした役員らは、Sinofsky氏とForstall氏が必要だった時には、その辛らつさを許容することをいとわなかった(特にWindowsを完成させるためには)。しかし今では、チームビルダーを頼りにしている。Ballmer氏は社員への電子メールの中で、Windows開発を担当する予定のJulie Larson-Green氏は、「効果的に協力し、全社的な計画を推進することに長けている。同氏がこの新しいリーダーの役割を担うようになった時には、そうした能力がわれわれによい結果をもたらすだろう」と述べている。

 Forstall氏の退職を発表するAppleのプレスリリースは、この上なく明確な文章から始まっている。「Appleは本日、同社の世界最高レベルのハードウェア、ソフトウェアそしてサービスチームの間でこれまで以上に協力を奨励するためのエグゼクティブマネジメントの変更を発表した」というものだ。

 Sinofsky氏とForstall氏は、その役職の上では最高に感じの良い人物ではなかったかもしれないが、支持する人々がいたのは確かだ。なぜだろうか。彼らは、状況を動かすために、そして製品を生産しなければ解雇されると社員に思わせておくために、会社が必要とするタイプの人物だからだ。ある人はそうした環境で成功するが、それ以外の人にとっては身体に悪い環境だ。Sinofsky氏やForstall氏のような人々を抑えておくのはCEOの役割だ。Microsoftで長年開発者として働くDare Obasanjo氏は、ブログで次のように書いている。

 Sinofsky氏は、組織の強みを活用してワールドクラスの製品を作る方法を理解し、同時にそうした組織を、特有の自滅的な性質から守ることのできるリーダーだった。よく言われるように、グループにとって最大の敵は、グループ自体なのだ。

 AppleとMicrosoftは現在、協力を重視するタイプの人物を評価しており、筆者はそのことに全面的に賛成している。しかし両社には、成功のためには協力的な人々と攻撃的な人々のバランスを取る必要があることを覚えていてほしいと思う。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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