「Screen Filter」は、画面の輝度を調節することで、斜め方向から画面を見えづらくするためのアプリだ。ウィジェットを利用して画面の輝度をワンタッチで変更できるので、電車などで隣席からの画面の覗き見を防ぐのに重宝する。
この種の覗き見防止アプリは、画面上に表示するフィルタの種類の豊富さで差別化を図る傾向にあり、アプリによっては外部画像の読み込みなど多機能化もすすんでいる。それに比べて本アプリは輝度調整機能だけに特化しており、ドットやメッシュなどのパターンを表示して画面を見えづらくする機能を持たない。同種のアプリと比較すると、限りなく単機能ということになる。
その一方で、起動オプションは他のアプリに比べても充実している。なかでも、透明度ごとに複数のウィジェットをホーム画面上に用意しておき、ケースバイケースで使い分けられるのは、ほかのアプリにはあまり見られない特徴だ。実際の利用シーンでは、外光などの条件に応じて透明度を調節しないと、本人までもが画面を見づらくなってしまう場合がある。その点、本アプリは透明度を変更した複数のウィジェットを用意できるので、いちいちスライダを呼び出して透明度を変更する手間がかからない。
ドットやメッシュなどのパターンで画面を見えづらくするといった機能を持たないため、そうした機能をメインとした覗き見防止アプリの利用経験がある人にとっては物足りなさを感じることもありそうだが、そのぶん使い勝手はシンプルで、操作性も良好だ。なにより無料で使えるのは大きなメリットなので、まずは何らかの覗き見防止アプリを試してみたい人、わずらわしい操作がいやだという人には、ぴったりのアプリだと言えるだろう。
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