シーンごとに端末設定を一括変更できる「シーンスイッチ」

アプリ名:シーンスイッチ(Ver.3.4.0)
金額:無料(2012年10月28日時点)
カテゴリ:ツール
開発:matchama
使用端末:Xperia acro HD IS12S
おすすめ度:★★★★☆

 「シーンスイッチ」は、自宅や職場、外出時など、さまざまなシーンに応じてAndroid端末の設定をまとめて切り替えられるアプリだ。マナーモードや無線LANのオンオフといった個々の設定をシーンに応じて手動もしくは自動で切り替えられるので、ひとつずつ手動で切り替える手間がかからないうえ、切り替えの漏れを防止するのにも効果的だ。

起動するとシーンの一覧が表示される。プリセットされているのは5つのシーンで、それぞれをタップすると切り替えが可能。ちなみに起動は通知バーのほかウィジェットからも行える
起動するとシーンの一覧が表示される。プリセットされているのは5つのシーンで、それぞれをタップすると切り替えが可能。ちなみに起動は通知バーのほかウィジェットからも行える

 利用にあたってはまず初期設定を行う。起動して設定画面を開くと、プリセットされた「自宅」「職場」「通勤中」「外出中」「会議中」の5つのシーンが表示される。このそれぞれに対して、例えばこのシーンではマナーモードをONにするとか、無線LANはオフにするなどの設定をする。詳細はスクリーンショットをご覧いただきたいが、競合アプリと比較しても設定可能な項目数は多い。プリセットされた5つのシーンのほかに、自分でオリジナルのシーンを作ることもできる。

 シーンを切り替える場合は通知エリアから一覧をポップアップ表示させ、タップして選択する。自宅に帰れば「自宅」、朝の出勤時には「通勤中」といった具合に、それぞれのシーンを切り替えれば、いちいち手動でマナーモードに切り替えたり、無線LANをオンオフする必要もなくなるというわけだ。タイマーによる切替にも対応しているので、手動切替と併用すれば、さらに効率的にシーンを切り替えることができる。

 単純にマナーモードや無線LANなどの設定をオンオフする以外に、アプリの起動なども行えるので、例えば帰宅したら無線LANをオンにするのと同時にバックアップアプリを起動して写真をコピーするといった技も可能だ。電話をかけたりメールを送信するアクションと組みわせることもできるなど、多機能ぶりも光る。

 アプリの性質上、使い始めの設定にやや手間がかかるのがネックだが、いったん設定ができてしまえば何ら問題はない。類似アプリでは切り替えられる項目数が限定されている場合もあるが、本アプリは多くの項目に対応している。それゆえ各環境ごとの設定値を並べて一覧表示することこそできないが、それを補ってあまりある機能性といえる。国産アプリということで項目も見やすく、すべてのAndroid端末ユーザにおすすめできるアプリだ。

  • 最大で10個のシーンが登録できる

  • 設定画面。マナーモードや無線LANのほか、GPSやBluetooth、バックライト、操作音、スリープの有無などさまざまな設定項目の切り替えに対応。タイマーを用いて切り替えることも可能だ

  • 音量についても細かく制御できる

  • シーンを切り替えると同時にアプリを起動する設定も可能

  • 電話をかけたりメールを送信するといったアクションも設定できる

  • 文字サイズなど細かい表示のカスタマイズが可能

>>「シーンスイッチ」のダウンロードはこちらから

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