米国時間10月26日、インターネット上で原因不明のサービス停止が相次いで発生し、主要なサイトが一斉に数時間にわたりサービスを提供できなくなった。これらが関連しているのかどうか明らかになっていない。
影響を受けた主なサービスは次のとおり。
「Google Apps Engine」。Googleによると、午前7時30分ごろ、名前を特定していないApp Engineコンポーネントの「処理速度が落ち始め、接続が切断された」という。ユーザーは、応答に時間がかかり、サービスへの接続がうまくいかなくなったことを確認し始めた。ほとんどのApp Engineユーザーおよびサービスが影響を受けた。GoogleのMax Ross氏は、「Googleのエンジニアリングチームは、できる限り早急にサービスを復旧させるために複数の選択肢を調査中である。われわれは、情報が変更され次第、あるいは60分以内に新たなアップデートを提供する予定である」と述べた。
「Tumblr」。Google Apps Engineに障害が発生した時間とほぼ同じころ、Tumblrも自社サービスに障害が発生していることをツイートした。
Tumblrでは、当社のアップリンクプロバイダーの1社に問題が発生したのに続いて、ネットワーク障害に見舞われている。サービスはまもなく完全復旧する見込みである。
「Dropbox」。The Next WebなどのサイトもDropboxで問題が発生していることを伝えているが、米CNETが確認した時点で、同サービスは問題なく動作していた。
一方で、これらのサービス停止による影響がウェブ上でより広範囲に及んでいることを示す証拠もある。The Internet Traffic Reportは、同日のトラフィックの急激な低下を示している。
また、接続の信頼性を示す指標であるパケットロスも増加していることがわかっている。
更新情報(米国太平洋時間午後1時10分):TumblrとGoogle App Engineは復旧している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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