10月26日からアップルの新たなタブレット端末であるiPad miniと第4世代iPadの予約が始まった。
東京・有楽町のビックカメラ有楽町店では、午後6時30分過ぎの段階で常に10人以上の列ができている状況。iPad miniの実機は展示されていないが、仕事帰りのビジネスマンなどが予約をしていた。製品の受け渡しは11月2日以降になる。
実はこの日はWindows 8の発売日であり、各PCメーカーが発表したWindows 8搭載パソコンの展示が一斉に開始されたところだった。
首都圏の主要量販店のパソコン売り場には、これまで直接触れる機会がなかったWindows 8搭載パソコンをひとめ見ようと数多くの人が訪れており、「Windows売り場にこれだけ多くの方が訪れるのは、金曜日の夕方でもあまりないこと」(量販店関係者)という盛況ぶりだった。
Windows 8を目当てに来店した人に対してもiPad miniの予約開始は関心を集め、Windows 8搭載パソコンを見に来たのにも関わらず、iPad miniを予約するといった来店客も見られたようだ。
16GBモデルで2万8800円という価格も、衝動買いを誘うには絶好の価格だといえよう。
予約は量販店店頭のほか直営店のアップルストア、アップルの直販サイトであるApple Online Storeでも受け付けており、送料無料で届ける。
また、アップルストアではWi-Fiモデルを11月2日午前8時に発売するという。
iPad miniは、7.9型のマルチタッチディスプレイを搭載した手のひらサイズのタプレット。また、第4世代のiPadは、A6XチップやFaceTime HDカメラ、9.7型Retinaディスプレイを搭載している。
アップルでは米国時間の10月23日に製品を発表。11月2日からWi-Fiモデルを発売するとしていた。その時点で、予約開始日をWindows 8発売日と同じ10月26日にすることを明らかにしていた。
ほかにもアマゾンジャパンが電子書籍リーダーの「Kindle Paperwhite」やタブレットの「Kindle Fire HD」を10月24日に発表。同日から国内で予約を開始しており、タブレットを巡る争いが熾烈化している。
Kindle Paperwhiteの出荷は11月19日から。Kidle FireとKindle Fire HDはいずれも12月19日からとなっている。
なお、iPad mini Wi-Fiモデルはブラック&スレート、ホワイト&シルバーの2色で、16GBモデルが2万8800円、32GBモデルが3万6800円、64GBモデルが4万4800円。
第4世代のiPad Wi-Fiモデルはブラックとホワイトの2色で、16GBモデルが4万2800円、32GBモデルが5万800円、64GBモデルが5万8800円となっている。
Wi-Fi+Cellularモデルは、日本での発売時期は現時点では明らかになっておらず、予約も受け付けていない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」