- Surface RTの価格。32Gバイトモデルで499ドルというのは、安くはないが、法外な値段というわけでもない。Windows RTのタブレットや、完全版のWindows 8搭載のタブレットの中では最も安い価格だ。確かにその価格には革新的なキーボードカバーは含まれていないが、MicrosoftがSurfaceのWindows 8搭載モデルの価格をこれより安くするとは考えられない。
- Windows RTには新しい「Microsoft Office」が標準搭載されている。Microsoftは、タブレットというアイデアを気に入っているが、タブレットを仕事と余暇の両方に使うために簡単に切り替えられないかと思っている人々が、Windows 8向けの新しいMicrosoft Officeに魅力を感じてくれるようにと期待している。その期待は非常に大きく、Microsoftはこの特典を無料にしようとしている。MicrosoftがOfficeのコンポーネントを無料で提供するのは1983年以来初めてであることを考えれば、この「Office 2013」が標準搭載されていることは大きなメリットだ。
- ARMのバッテリ持続時間の長さ。根本的にWindows RTはARMプロセッサ向けに設計されている。これはつまり、一般的に言えば、バッテリ持続時間が長いことを意味する。ARMプロセッサは、スマートフォンや「iPad」、および「Android」搭載タブレットを動かしているチップで、十分なバッテリ持続時間は、近年のデバイスを機能させるのに不可欠な要素だ。
- 従来のWindowsが嫌いな人はWindows RTを気に入る可能性がある。以前のWindowsが嫌いだとしても、Windows RTの使用感は全く異なる。Windows RTでは、Windows 8に備わっている従来型のデスクトップモードはあまり使われない。それを使うのはOfficeのような自社製アプリケーションや詳細設定だけだ。ユーザーはMetroのタイルが表示されたインターフェースでほとんどの時間を過ごすことになるだろう。そこでは、アプリのインターフェースの表示は最小限で、ユーザーが行うあらゆることはコンテンツを対象にしてなされる。これは確かに新しい体験だが、悪いものではない。
Microsoftは、Windows RTと「Surface RT」タブレットが、生産性重視のタブレット体験を求める人々を惹きつけることを期待している。
提供:Josh Miller/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。