Googleが米国時間10月18日に発表した決算から、良いことが少なくとも1つ明らかになった。
Googleの最高経営責任者(CEO)Larry Page氏はかすれた声でアナリストとの電話会議に出席し、2012年通期はモバイル事業で80億ドル以上の売り上げを計上できそうだと述べた。これは、2011年に示していた年間見通しの25億ドルからかなりの増額だ。
しかし、この数字には注意しなければならない。2011年の数字にはモバイル広告しか含まれていなかったのに対し、最高財務責任者(CFO)のPatrick Pichette氏によれば、今回の数字には「Google Play」ストアで販売されたメディアからもたらされる総売上や、アプリ販売で得た収入も含まれるという。
Pichette氏は、80億ドルに占めるモバイル広告売上の割合を明かさなかったものの、広告が「大部分を占める」と述べている。
「カテゴリをそれぞれブレイクダウンするようなことはしない」と同氏は言い、「われわれが提示した3カテゴリについては、今もなお広告が大半、つまり大部分を占めている」とした。
モバイル広告は投資家の間で関心の的になっている。Googleは、従来のウェブブラウザほどの売り上げをモバイル端末のクリックを通じて得られてない。多くのユーザーがスマートフォンやタブレットに移行するなか、この事実はGoogleにとって成長上の脅威になっている。一方で、Google自身も「Android」OSやGoogle Playストアを展開し、モバイルに大きく力を入れている。
Page氏は、広告主がつい最近まで比較的小さな額しかモバイルに費やしてこなかったと指摘する。しかし、今は状況が変わっている。
同氏はまた、端末ごとに異なるオンライン広告キャンペーンを購入、管理しなければならない問題について言及した。同氏はモバイルやウェブ端末にわたって広告購入プロセスをよりダイナミックにし、「広告主や代理店にとって作業が難しくなくなるように」すべく、「キャンペーンにまつわるエクスペリエンスの簡素化に懸命に取り組んでいる」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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