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孫正義の決意「私が生きているうちに必ず世界一になる」 - (page 2)

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 孫社長はこれまでの経営を振り返り、「ボーダフォンを買収した際に、10年後にはNTTドコモを抜くと宣言したが誰も信じなかった。しかし、約6年を経過した今、全世界の連結売上高においてはNTTドコモをはるかに抜くことになる」と胸を張る。

 先頃発表したイー・アクセスの買収によってKDDIの契約者数をわずかに抜き第2位となったが、「これは誤差の範囲の議論」と切り捨て、「今日から世界第3位の携帯電話会社となり、新たなステージでの議論を始めることになる」とした。

 そして、これまで標榜してきた「アジアナンバーワンのインターネットカンパニー」についても、「これはすでに達成したものであり、これからも強化していく」としたものの、「男子として生まれたからには世界一になりたいという気持ちはある」として、世界ナンバーワンを視野に入れていることを強調してみせた。

 「日本で体験したことをもう一度実現したい」

 孫社長が語るこの言葉は、6年前のボーダフォン買収時のことを示す。

 当時のボーダフォンのシェアは15%。現在のSprintにおける米国のシェアは16%。シェアはほぼ同じだ。

 「日本では当時、ドコモが50%という圧倒的なシェアを持っていたことに比較すると、その時の方が厳しい状況だったかもしれない。Sprintは自力で純増に転換させ、ARPU(ユーザー1人あたりの月額利用料金)も高い水準に引き上げてきた。そこにソフトバンクの資金と戦略を投下できる」とする。

 米国市場はスマートフォンの先進国であること、そして高いARPUがあり、ポストペイドが中心であることが日本と同じ状況であるとする一方、通信速度が遅いこと、ベライゾンとAT&Tの上位2社の寡占状況にあることが日本市場とは異なるとし、「だからこそ大きなチャンスがあり、成長のポテンシャルがあると考えている」と自信をみせる。

 今回の買収によって、ソフトバンクは世界最大級のモバイルインターネットカンパニーとしての事業基盤を確立できることをメリットに挙げる。Sprintは、ソフトバンクグループが持つスマートフォンおよび次世代モバイルネットワークに関する知見などを米国における競争力強化に生かせること、そして80億ドルの資金を活用することで、モバイルネットワークへの投資やバランスシートの改善などの経営基盤の強化に乗り出すことができる。

 米Sprint NextelのDaniel R. Hesse最高経営責任者(CEO)は、「これまでの経営改革によって、顧客満足度が向上し、加入者も純増。ARPUも高い水準となっている。だが、Sprintにとっては世界水準のネットワーク構築、コア事業への集中といったフェーズ2を実行する大切な時期である。財務的に厳しい点をソフトバンクからの出資でカバーするとともに、孫社長から様々なことを学んでいきたい」とする。

 そして、これは日本でのビジネスにおいてもメリットがあるとする。

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