Sprint Nextelの買収に向けて協議しているソフトバンクの株価が10月12日、急落した。総額で2兆円ともいわれる巨額の買収額が財務状態を悪化させると判断された模様。
この日のソフトバンクの株価は前日の終値2881円に対し、9時24分にようやく寄りつき、始値は前日比450円安(15.6%安)の2431円だった。その後も2385円まで下がり、前場にこの日の高値となる2493円まで戻すのがやっとだった。午後も伸び悩み、結局同486円安(16.9%安)の2395円と急落して取引を終えた。
競合のKDDIは同1.2%高の5910円と上昇。NTTドコモは同0.2%安の12万2700円と、年初来安値を更新した。 また、ソフトバンクが買収すると発表したイー・アクセスは同15%安の3万9600円とストップ安で取引を終えた。
一方、米Sprint Nextelの株価は前日比14.3%と大幅上昇し5.8ドルとなった。AT&Tは前日比1.8%安の36.3ドルだった。
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