Facebookは、影響を受けた消費者に和解金を支払うことと、Sponsored Storiesに表示されたすべての情報をより簡単に閲覧できる方法を提供することに合意し、「Sponsored Stories(スポンサー記事)」訴訟の和解を再び試みた。
Facebookは数カ月前、同訴訟の和解を初めて試みたが、判事は8月、その和解内容に「深刻な懸念」を抱いていると述べて、和解案を却下した。とりわけ、両当事者がFacebookによって支払われるべき和解金の額を2000万ドルと算出した根拠に同判事は疑問を呈した。その金額には、原告側弁護団に支払われる1000万ドルの訴訟費用も含まれていた。
米国時間10月5日に提出された新たな和解案の下では、Facebookは認定された原告全員に現金10ドルを1回払いで支払わなければならない。
Facebookは、ユーザーがSponsored Storiesに表示されたFacebook上での自分の行動やそのほかのコンテンツを閲覧できる「容易にアクセス可能な仕組み」を作ることにも同意した。18歳以下のFacebookユーザーの保護者は、自分の子供を同プログラムからオプトアウトさせることができる。未成年者の保護者がFacebookを利用していない場合、その未成年者は18歳になるまでSponsored Storiesの対象にはならない。
同訴訟の原告は、Facebookが原告の嗜好性や原告が「Like(いいね!)」ボタンを押したページを同サイト上のSponsored Storiesリストに表示することで、原告のプライバシーを侵害している、と主張していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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