Windows 8搭載「VAIO Duo 11」はノートPCかタブレットか?--発売前に速攻レビュー - (page 3)

タブレットとしては重く、サイズも大きめ

 新しい使い方のできそうなVAIO Duo 11だが、気になったのは重さで約1.305kgもある。11.6型のノートPCとしては重くもなく軽くもなくという重量で、しかも、同じソニーのウルトラブックであるVAIO Tの11.6型よりはわずかに軽い。一方、タブレットとして考えると約1.305kgは重い。目安としてはiPadを2台を持っているような重量だ。

 また、サイズはウルトラブックゆえに17.85mmの薄さを維持しているが、通常のタブレットより大きな11.6型液晶を搭載、Surf Slider方式を実現するための機構も含めると、通常の11.6型液晶のノートPCよりもフットプリントは大きめとなる。

 ただ、その分形状についてもこだわりが感じられ、外周のラインをV字型に削ぎ落とされボディは精悍な印象を与えているほか、絶対的なサイズの大きさをあまり目立たなくしている。

  • 底面はすっきり。バッテリは固定式

  • 排熱のためのフィンが見える

  • 有線LAN端子も装備する。コネクターはロック部分を引き出す変形タイプ

  • タブレットスタイルではよく見るとキーボードなどを含む厚みが感じられる

  • コーナーをV字に削ぎ落とすなど薄く見せようという努力も感じられる

  • 付属のACアダプタ。10.5Vとなり同じウルトラブックのVAIO Tとは電圧もコネクタも異なる

ノートPCときどきタブレットとして選ぶ

 従来、Windowsタブレットといえば小型軽量にするためCPUの性能が犠牲になりがちだったが、ウルトラブックをベースにタブレットを作るとここまでの処理能力を持ち、全くストレスなくWindowsが使えるタブレットができることを実感させられた。

 反面、1.3kgのタブレットはどう考えても重い。従来からタブレットを使ってきたユーザーにとって、この重さは承服しがたいものがあるだろう。

 VAIO Duo 11の選び方としては、ウルトラブックがメインの用途として検討し、時々タブレットとしても使えると考えたほうがよさそうだ。たまにキーボードも使えるタブレットが欲しいというのならVAIO Duo 11は合わない可能性がある。価格、重量という点から、VAIO Duo 11はノートPCとして認識しておいたほうがよいだろう。

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