HTCは、スマートフォン「HTC One X」の性能を向上させた新製品を発表した。
「HTC One X+」と名付けられた同端末は基本的に、HTCが販売中のOne Xをリニューアルした製品だ。このスマートフォンは、「Android 4.1」(開発コード名「Jelly Bean」)を搭載し、グローバル版のOne Xで使われていた1.5GHzのクアッドコアプロセッサから1.7GHzのクアッドコア「Nvidia Tegra 3」に切り替える。さらにOne X+はストレージ容量を倍の64Gバイトに増やし、HTCによると、LTE版が先代機より「最大で67%高速化」しているというが、どういう方法でこの数字を算出したのかは不明だ。
ソフトウェア面をみると、同端末はHTCが開発した「Sense 4+」を搭載するが、これはOne Xの「Sense 4」を改良したものだ。ユーザーがSense 4+を使うと、フロントカメラが顔を認識する「Self Portrait(自画像)」モードに気がつくだろう。「Sightseeing(観光)」モードでは、ロック画面を飛ばしてワンクリックでスナップ写真を撮影できる。また、Sense 4+は新たに「Tap and Go」機能に対応しており、ユーザーは端末とBeats Audioのスピーカーを一緒にタップすることで、両機器を接続できるようになる。
HTCは、2012年10月中に欧州と北アジアでOne X+を発売する予定だ。北米での販売時期は後に発表される。価格は発表されていない。
HTCの発表からもう1つ注目点を取り上げると、同社は2012年10月中に、現行のOne Xと「HTC One S」にAndroid 4.1を提供する計画だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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