ドコモはカーナビアプリ「ドコモドライブネット」の次期バージョンを展示している。音声検索がより高度化しており、会話形式での目的地検索がこれまで以上に便利になるという。
音声検索の技術は「しゃべってコンシェル」のエンジンを活用し、検索結果をカーナビ用にアレンジしたもの。たとえば、しゃべってコンシェルで遊園地の名前を話すと遊園地の情報を検索するが、ドライブネットでは目的地を検索してくれる。自然に話しかけるような感覚で、検索結果を導き出せるという。
また、CEATECの企画展示「集うエリア」のドコモコーナーでは、自転車向けのナビゲーション「Potter Navi」を展示。こちらはすでに販売されているもので、IPX5相当の防滴設計など自転車に合わせて設計されている。ケイデンス(ペダル回転数)やスピードセンサーも同梱され、サイクルコンピュータとしての機能も持ち合わせる。
価格は3万9900円。もともと高価なサイクルコンピュータと価格的にも近く、さらにナビゲーションや通信機能と2年分の通信料金をセットにすることで、自転車ユーザーにアピールしたいという。
未発表のBluetooth通信機能を持つ、ITSスポット(DSRC)対応車載器を展示したのはデンソーだ。デンソーはブース展示がなく、JEITA/スマート・ドライブ・テクノロジーの一部として展示した。
ITSスポット(DSRC)対応車載器は、ETC車載器の機能に加えて、有料道路からの情報配信を受け取れるようにしたもの。従来は対になるカーナビとセットで情報を表示していたが、Bluetooth機能を内蔵することで、スマートフォンなどBluetooth対応機器との連携を容易にした。
未発表の製品のため詳細は明らかにされていないが、当初はITSスポットで配信される道路交通情報をスマートフォンの画面に表示するアプリを提供する予定。その後、各アプリで情報を利用できるよう仕様が公開される見込みだ。スマートフォン向けのカーナビアプリで、ITSスポット情報を活用することを想定しているという。
今回展示したITSスポット(DSRC)対応車載器は、近日中に発表予定。価格は3万円程度を見込んでおり、通常のETC車載器よりも高くなるという。
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