Taxbirdは9月24日、クラウド会計サービス「Taxbird」の提供を正式に開始した。
Taxbirdは、iOSおよびAndroid向けのアプリで、レシートを撮影してその画像をTaxbirdへ送信すれば、記帳を代行してくれるサービスだ 撮影したレシートはOCR処理をし、その内容を分析する仕訳エンジンを用いて、仕訳処理した上で帳簿に情報を反映する。エンジンでの自動処理に加えて、スタッフが目視で内容をチェックすることで精度を高めるという。
複式簿記の帳簿を出力できるため、そのまま青色申告に利用することもできるほか、各種会計ソフトへのデータインポートおよびエクスポートにも対応する。
価格はフリーランスプランが月額1980円。2~10人規模の法人利用にも対応するとのことで、料金は個別に相談するとしている。支払いはPayPalのみとなっている。
当初ターゲットとするのはフリーランスで働く人たちだが、今後は中小企業向けの企業会計への対応を進めるほか、経費管理や承認、清算システムなどを備える法人向けの機能を強化していく。
Taxbirdの設立は2011年3月。代表取締役の乾夏衣氏は現在20歳で、高専を中退して起業した。自営業だった実家の確定申告の作業を手伝っていた際、その作業をどうにか効率化できないかと考えたのがTaxbird開発のきっかけだという。「会計ソフトにしても、リテラシーの低い人には難しい。機械でできることはできるだけ機械でやれるようにと考えていた」(乾氏)。乾氏はこのほかにも、スマートフォン連動型のプレゼンテーションツール「Syncslide」の開発なども手掛けている。
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