Appleの新しい地図アプリケーションについては、誰もがそのルックアンドフィールを称賛している。だがその一方で、批評家らは、Googleのアプリケーションと比べて重大な点が劣っていると指摘する。米CNETのJason Parker記者は、「Google Maps」の方がよかったとユーザーは思うだろうと述べ、「Google Mapsが搭載されなくなったというだけの問題ではない。ユーザーはAppleのエコシステムのさらに奥深くに閉じ込められてしまった」と記している。
All Things DのWalt Mossberg氏は、さらに手厳しい。同氏はこれを「iPhone 5」における「最大の短所」だとした。さらにDaring FireballのJohn Gruber氏は、同アプリケーションを「ダウングレード」と評し、BloombergのRich Jaroslavsky氏は、「特に都市部では、すぐに混乱する」と述べた。
そんな中、Googleで地図エンジニアリング担当バイスプレジデントを務めるBrian McClendon氏は米国時間9月19日、New York Times(NYT)に対し、「Android」向けGoogle Mapsのアップデートを19日に公開することを明らかにした。端末間の同期など、多数の新機能が含まれるという。
Googleにサインインした状態でデスクトップからある場所を検索すると、その場所がスマートフォンのGoogle Mapsアプリケーションでも最近検索した場所として表示される。ユーザーは、スマートフォンに住所を再入力する必要がない。これまでに検索した場所は、アプリケーションの中の「My Places」という見出しの下に表示され、ユーザーは「work」や「home」などのラベルを用いて様々な場所情報を保存することができる。
Appleは当然ながら、デスクトップ版の地図アプリケーションは提供していない。
NYTは、Googleのアプリケーションはクエリの自動補完機能と「Google Map Maker」を用いた編集が可能である点においても、優れていると記している。
Googleは「iOS」向けのスタンドアロンのGoogle Mapsアプリケーションを開発するかをまだ明らかにしていない。McClendon氏もこれに関する発言を避けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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