The Wall Street Journal(WSJ)によると、シャープは9月第3週に「iPhone 5」用ディスプレイパネルの量産を開始したという。同紙は「事情通の人物」の言葉を引用し、シャープは予定より数週間遅れてAppleに同パネルを出荷し始めた、と報じている。
一方Reutersによると、シャープは新iPhoneのディスプレイを増産しようと努めていたが、8月に遅れが生じたという。同社は現在、深刻な財務上の問題を抱えており、iPhone 5用ディスプレイを生産していた施設1カ所を含む複数の工場を抵当に入れざるを得なかったと報じられている。
WSJによると、Appleに出荷されるディスプレイは、日本の中央にあるシャープの工場で生産されているという。シャープはこれで正式に、ジャパンディスプレイとLG Displayに次ぐ、iPhone 5の第3のディスプレイ供給業者となった。
シャープの奥田隆司社長は日本時間8月2日、Appleの次期iPhone用ディスプレイの出荷を8月中に開始すると述べていた。だが、生産の遅れで計画通りにいかなかったようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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