Appleは米国時間9月12日、刷新した「iTunes」を発表した。シンプルになったユーザーインターフェース、「iCloud」との統合、新たなミニプレーヤーなどが主な特徴となっている。
Apple幹部は、今回のデザイン刷新により、iTunesはより簡単に操作が可能になり、パフォーマンスが向上したと説明している。
「iPhone 5」 のお披露目に併せてiTunes刷新を発表する中で、Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は「音楽はわれわれのDNAに深く組み込まれている」と述べた。「だからこそ当社は『iPod』とiTunesを開発し、これらの製品は音楽業界に革命を起こし続けている」
「iPad」上で披露された「iTunes Store」の新しいデザインを見ると、アイコン、ジャケット/ポスター表示が大きくなり、メディアのブラウジングに用いられるインターフェースのようになった。また、「iOS」と全く同じように、ストア内の他のページを表示しながら楽曲を試聴できる。さらに、新しいミニプレーヤー機能を使えば、iTunesアプリが画面に表示されていなくても、ミニプレーヤーがデスクトップの片隅にフローティング表示される。
今回の変更は、iOSデバイス向けのiTunesに加え、「OS X」と「Windows」のiTunesにも適用される。Appleによれば、最初に変更が実施されるのは「iOS 6」で、9月19日からアップデートが可能になるという。
iTunesのアップデートの知らせは、12日の発表前に既に漏れていた。Appleが自社のウェブサイトの検索エンジンに、「Apple、新しいiTunesを公開」というタイトルのプレスリリースを誤って登録してしまったからだ。
AppleでiCloudと音楽部門の責任者を務めるEddy Cue氏はiTunesについて、パフォーマンスが向上し、楽曲を試聴しながらストア内を移動できるようになったと述べている。試聴可能な時間は90秒だ。また、同氏は他に次のような数字を明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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