アップルは9月13日、スマートフォンの新モデル「iPhone 5」を発表した。
iPhone 5は事前の噂通り、4インチのRetinaディスプレイ(1136×640)を搭載。アスペクト比は16対9だ。彩度も以前より44パーセント向上しているという。「A6チップ」を搭載し、iPhone 4Sに搭載されている「A5チップ」に比べて最大2倍高速になったという。SIMの形状はmicro-SIMからnano-SIMに変更されている。
厚さは7.6mmで、iPhone 4Sよりも18%薄く、重さは112gと20%軽くなった。現在国内でiPhone 4Sを展開する、KDDI、ソフトバンクモバイルのLTEにも対応するとしている。これは、アップルの製品発表会で明らかにされたもので、日本のアップルのウェブサイトでもキャリア名などが明記されている。なお、今回は各国で展開されるLTEの周波数にあわせ、3つのモデルを用意しているようだ。
LTEでのネットサーフィン時間は8時間、連続通話8時間、ビデオ再生10時間としており、パフォーマンスとグラフィックをパワーアップしつつ、これまで以上に長時間駆動できるバッテリを兼ね備えているとしている。なお、カラーはブラック&ストレートとホワイト&シルバーの2種類。容量は16Gバイト、32Gバイト、64Gバイトの3種類。
カメラは、8メガピクセルiSightカメラを搭載し、写真撮影は40%高速化したという。充電などを行うコネクタ形状は、従来の30ピンコネクタから大幅に小さくした8ピンの「Lightningコネクタ」へと変更された。従来のコネクタを使用するためのアダプタも2800円で提供される。
ヘッドホン端子の位置は、これまでの上部から下部へと変わり、下部にはヘッドホン端子、マイク、Lightningコネクタ、内蔵スピーカが並ぶことになる。なお、ヘッドホンも変わり、新たな「Apple EarPods with Remote and Mic」が同梱される。
米国で行われたアップルの発表では、日本でも9月14日より予約受け付けを開始し、9月21日に発売するとしているが、9月13日午前4時現在、KDDI、ソフトバンクモバイルとも価格などの詳細は明らかにしていない。なお、米国ではiPhone 5の16Gバイトモデルが199ドル、32Gバイトモデルが299ドル、64Gバイトモデルが399ドルで提供されるほか、iPhone 4Sの16Gバイトモデルが99ドル、iPhone 4の8Gバイトモデルは無料で提供するとしている。
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