Appleは、モバイルOS「iOS」の次期バージョンである「iOS 6」を米国時間9月19日にリリースする予定だ。
米カリフォルニア州クパチーノを拠点とする同社は9月12日、サンフランシスコのYerba Buena Center for the Artsで開催されたイベントにおいて、「iPhone 5」とともにiOS 6のリリース日を発表した。
iPhone 5にはiOS 6が搭載される予定だが、旧型「iPhone」の所有者は、OTA(Over The Air)アップデートまたはiTunesを介して、この新しいソフトウェアをダウンロードすることができる。iPhone 5の発売日は9月21日だが、それ以外の端末の所有者は新OSを一足先にダウンロードできることになる。
主要な追加要素は、Appleが「Google Maps」廃止後に導入する同社製の新しい地図アプリケーションである。同アップデートには、Appleのデジタルアシスタントである「Siri」の改良版も含まれる。Siriは、音声コマンドによってアプリケーションの起動が可能だ。顕著な変更点としてはもう1つ、動画チャット「FaceTime」を3Gセルラーネットワークで実行する機能がある。この機能については、データプランに与える影響について議論が生じていた。
今回の新OSには、Facebookとの統合強化や通話受信オプションの追加に加え、搭乗券、映画チケット、その他のロケーションベースの項目を保存するための「Passbook」アプリケーションなど、200もの新機能が含まれると言われている。
今回のリリースは、AppleのOS製品ラインとしては、最短の開発期間でのリリースとなった。「iOS 5」の場合、同社は2011年10月のリリース前に、4カ月間で7つのベータ版をテストした。
一方iOS 6では、ベータ版は4つで、前バージョンよりも3週間以上早くリリースされることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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