Hewlett-Packard(HP)のSpectre製品は、同社のハイエンドかつハイコンセプトのノートPC群として知られている。そしてHPが米国時間9月9日に発表した「SpectreONE」によって、オールインワン型のPCがこの仲間に加わった。果たして、SpectreOneの機能は高い価格帯に見合うのだろうか。
HPによると、SpectreONEは米国で11月よりスタート価格1299ドルで販売される。タッチに非対応のディスプレイは、サイズが23.6インチで解像度は1920×1080ピクセル。またトラックパッドや「HP TouchZone」という名称の近距離無線通信(NFC)技術を搭載する。光学ドライブは非搭載。
タッチスクリーンを搭載せずにトラックパッドを利用する、オールインワン型の「Windows 8」端末を発売するメーカーは、HPがVIZIOに続き2社目。筆者が簡単に触ってみたところ、HPのトラックパッドはVIZIOのものより全体的に反応が良いと感じた。だが、23.6インチのディスプレイは、同じ価格帯のVIZIO製品やほかのオールインワンPCで一般的に採用されている27インチ画面に比べて、小さいと感じた。トラックパッドを搭載するVIZIOのCA27-A1と違い、SpectreONEにはマウスも付属する。
NFC技術のTouchZoneの機能はユニークで、筆者はこれがPC業界のトレンドになることを望んでいる。ユニットのベースに組み込まれたセンサーを経由して、スマートフォンなどのほかの端末からSpectreONEにログインしたり、ファイルを転送したりすることが可能だ。
HPは、ライフスタイルに関する観点に比べて、従来からのPCの仕様を熱心に説明しなかったが、1GバイトのNVIDIA GeForceグラフィックスカード、「最新のIntelプロセッサ」(HPによれば、Core i5かその上位製品)を搭載するほか、Condusiv Technologies(前Diskeeper)のExpressCacheなどのオプションが用意されている。
HPはまた、ENVYブランドのTouchSmartシステム2モデルとタッチ非対応のPavilionのモデルなど、従来型のオールインワンシステム3モデルを同日発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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