リビングでのエンターテインメントの楽しみ方を一新しようというAppleの計画は1年先に持ち越されると、新たな報道が伝えている。
Bloombergが米国時間9月6日に情報筋の話として報じたところによると、Appleはケーブル事業者やメディア企業との交渉が行き詰まったことを受けて、2012年中にセットトップボックス(STB)「Apple TV」の新製品をリリースする計画の延期を決めたという。交渉で主に問題となったのは、新しいデバイスにおけるソフトウェアの実装方法だという。
またBloombergの情報筋によると、STBを消費者に直接販売するか、あるいはケーブル事業者を通じて提供するかどうかについても合意できなかったという。
Apple TVは以前から、顧客の求めている高度に洗練された機能を提供できない「趣味」の製品と見られてきた。現行のApple TVはわずか99ドルで、番組はすべて「iTunes」か、あるいは「Netflix」や「Hulu Plus」など比較的数の少ないアプリを通じてストリーム配信される。
Bloombergの情報筋によると、Appleはすでに何年もかけてはるかに高機能のSTBを開発しているという。このデバイスは、ライブと録画のどちらの番組もシームレスに視聴できる体験を提供すると、この情報筋は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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