ハッカーグループがAppleのUnique Device Identifier(UDID)だと主張する情報を大量に公開した問題を受け、Appleは米国時間9月5日午前に声明を出し、UDIDのリストをFBIを含むいかなる機関にも提供しておらず、また、同機能はまもなく廃止されると述べた。
AppleはAllThingsDへの声明で、「FBIがこの情報をAppleに求めたことはなく、われわれがFBIなどの機関にこれを提供したこともない」と述べた。「また『iOS 6』では、UDIDに代わる新しいAPIセットを導入しており、UDIDの使用はまもなく禁止する予定である」(Appleの声明)
Anonymousと関連のあるグループAntiSecは今週に入り、1200万件のAppleのUDIDをFBI監督特別捜査官Christopher K. Stangl氏のノートPCから、Javaの脆弱性を利用して取得したと述べた。FBIは4日の声明でこの主張を一蹴し、そのノートPCについては何も知らないを述べた。
このリストには、ユーザー名、端末名、端末の種類、郵便番号、携帯電話番号、住所、「Apple Push Notification Service」トークンが含まれていた。AntiSecはその情報の一部を削除し、約100万件のUDIDを含む同リストの一部のみを公開した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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