おじさんを育ててスマホのバッテリーやメモリを管理--FULLERの「ぼく、スマホ」

岩本有平 (編集部)2012年09月05日 17時44分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 FULLERは9月5日、Androidアプリ「ぼく、スマホ」の提供を開始した。Google Playにて無料でダウンロードできる。

 ぼく、スマホは、バッテリーの持続時間の最大化や不要なアプリの削除、起動中のアプリの停止などを行うための端末管理アプリだ。余計なアプリが立ち上がっていたりすると、画面に表示される「おじさん」のキャラクターが、“メタボ”化するが、不要なアプリの削除(ダイエット)、アプリの停止(おしごとをする)を行うことで、すっきりとした姿に変わる。

 また、ダイエットなどのアクションを行うごとに、「おじゲット」と呼ぶさまざまな姿のおじさんの画像を入手できるゲーム要素も備える。それぞれの画像には、スマートフォンのバッテリー持続や快適な操作のためのヒントなども描かれている。

 ターゲットとするのは、比較的ITリテラシーの低い女性層。そのため当初予定してたデザインを一新しておじさんのキャラクターを全面に出し、端末管理アプリと意識せずに手軽に利用してもらうことを狙ったという。

 マネタイズについては、広告のほか、アプリのアフィリエイト、アプリのバッテリー消費情報といった法人への情報提供など、さまざなま可能性を模索する。将来的にはおじさんを使ったマーチャンダイジング事業についても検討するという。

 2011年夏に開催された学生向け企業コンテスト「ブレークスルーキャンプ」をきっかけに、iPhone向けTwitterクライアント「Pittaa」などを提供してきたFULLERだが、次の展開として、アプリのレコメンドサービスを企画していたという。しかしアンインストーラーなどの端末管理アプリでは、100万ダウンロード超の実績を出しているものもあることから、「(アプリをレコメンドし、インストールすることを『入り口』として)『出口』の部分からやるのもいいのではないか」(FULLER 代表取締役 Founder&CEOの渋谷修太市)と、今回のアプリ提供に至った。

 FULLERは、2011年11月の設立。高専出身のエンジニアが中心となる9人のチームで、茨城県つくば市の一軒家に共同で住み、開発を続けている。ほとんどのメンバーがエンジニアということで、週末には社内ハッカソンを行うような生活だという。高専で組み込みシステムを学んでいるエンジニアも多く、最近ではMicrosoftのKinectを使ってミニ四駆を走らせるプロジェクトなども手がけている。

  • バッテリーやメモリ消費の大きさは、「メタボ」という数値で表される

  • アプリ削除などのアクションで、さまざまな「おじさん」を入手できる

  • 規約画面には画像を入れることで、ITリテラシーの低いユーザーにも配慮したという

  • このエントリーをはてなブックマークに追加