連続タップで不要なメモリ領域を解放--iPhoneアプリ「iClearMemory」

 「iClearMemory」は、iPhone/iPadの不要なメモリ領域を解放できるアプリだ。画面上のほうきマークをタップするだけの簡単操作で、不要と思われるアプリのメモリ領域を解放して空き領域を増やし、iPhone/iPadの動作のもっさり感を軽減してくれる。

  • ホーム画面。メモリの情報が円グラフと棒グラフで表示されている。この画面では空き領域が18.2Mバイトしかない

 使い方は簡単で、起動すると表示される「メモリ情報」という画面で、ほうきのマークが描かれたアイコンをタップするだけ。これによって不要メモリが解放され、空き領域が増える仕組みになっている。領域は円グラフおよび棒グラフで表示されるので、メモリのどれだけの量が使われているのか、どの程度解放されたのかといったステータスも一目瞭然だ。

 やや分かりづらいのが、領域解放時の挙動。ほうきマークは、1回のタップで100Mバイト近く解放されることもあれば、せいぜい数MB程度しか解放されない場合もあり、その時々でかなりの差がある。このあたり、どのようなロジックで動作しているのか、いまいち判然としないので、ほかの同等アプリを使い慣れているとやや戸惑う。

 繰り返してタップしていると解放量が増えてゆき、最終的には本アプリ自身が強制終了することで多くの領域が解放されるケースが多いのだが、1回のタップでまとめて解放してくれず、多いと10回ほどのタップを要することから、操作はやや煩雑な部類に入る。競合アプリである「SYS Activity Manager」や「MemReturn」などのように1回のタップで完結するほうが、手順としては分かりやすい。

 画面構成そのものは分かりやすい反面、機能的には決して突出しているわけではなく、また価格面でも決してメリットがあるわけではないのだが、他アプリに比べてセールに出る機会が多いようなので、なるべく安価に手に入れたいという人は、セールの情報をチェックしておくとよさそうだ。機能そのものは遜色なく、領域解放がワンタップで完了できるようになれば前述の競合アプリと張り合える存在になりうるだけに、今後のバージョンアップにも期待したい。

  • 画面下部のほうきボタンをタップすると不要なメモリ領域の解放が始まる。ただし1回のタップごとに解放される容量には差があり、多くの領域を解放するためには連続して何度もタップする必要がある

  • ほぼ上限いっぱいと思われるところまで解放したところ。300Mバイトを超える領域を解放できたが、ここまで10回以上タップする必要があった

  • iPhoneのHDD情報やMACアドレス、UDIDなどを表示できる画面も用意されているが、あくまでもおまけといった体裁

>>iClearMemoryのダウンロードはこちらから

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