実際、この広い画面はこれまでと同じくらい素晴らしく、深い黒と鮮やかなカラーが用いられており、非常に視野角が広い。これだけの性能が必要かと疑問に感じる人もいるかもしれないが、毎日家事を片付けながらNetflixコンテンツを視聴している筆者としては、全くそうは思わない。皿を洗いながら「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」を見るのは、完ぺきな組み合わせだ。
筆者が出席したブリーフィングでは、GALAXY Note IIの詳細なサイズは公表されなかった。しかしこの端末の薄さは、初代GALAXY Noteや「GALAXY S III」と同じくらいに見えた。また、ホワイトとグレーの2色のモデルがあった。大きなホームボタンが端末の画面の下にあり、その左右に2個の静電容量式のボタンが配置されている。
「GALAXY Note 10.1」と同じように、GALAXY Note IIは新しいS Penを使った機能を数多く備えている。サムスンは筆者に、スタイラス式の入力デバイスは今や、よりハイレベルのモバイルマルチタスクを可能にしていることをはっきりと示した。例えば筆者は、S PenがGALAXY Note IIの画面上で仮想的なカーソルやポインタを生み出す様子を見せてもらった。これは、スタイラスペンが画面に触れていなくてもよく、物理的なレーザーポインタとほぼ同じように機能する。
S Penを写真や動画などのアイテムの上で止めると、ウィンドウが開いて、詳細を確認したり、再生を始めたりできる。サムスンはGALAXY Note IIで、ウェブページやほかの文書を見ながら、同時に動画を再生する様子も紹介した。この端末には、ほぼPCレベルの機能性がある。
筆者は、ほかの機能も見た。例えば、写真を「ひっくり返して」仮想的な裏面を表に向ける機能だ。そうしてから、S Penを使って、個人的な記録として手書きのメモを走り書きできる。興味深い機能だ。ただ、GALAXY Note IIやほかのNoteシリーズの端末でしか使えないので、世界を席巻するとは思わない。
ブロガーやテクノロジ好きの人々の興味を引く可能性のある機能は「Screen Record」(スクリーンレコード)だ。この機能は基本的に、ステレオ音声からペンでのマーク付けまで、画面上で起こるあらゆることを記録し、動画ファイルとして保存する。「Android」のカスタムROMのインストールデモをすべて自分でできると考えてみればいい。
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