GALAXY Note IIは、1.6GHzのサムスン製「Exynos」クアッドコアプロセッサと、2Gバイトという大容量のRAM、そして「Android 4.1」(Jelly Bean)を最大限に利用しており、サムスンの担当者が扱ったときの動作は確かに速かった。筆者が操作したときにも、機敏でしなやかに動くように感じられ、アプリやメニューも素早く動かせた。
この端末は3100mAhバッテリを搭載しているが、GALAXY Note IIの強気なコンポーネントリストにバッテリ持続時間がついていけることを期待している。もちろん、筆者が見たGALAXY Note IIは、LTE 4Gデータハードウェアのないグローバル端末だった。おそらく米国モデルはLTEモデムを内蔵する「Snapdragon S4」デュアルコアプロセッサを搭載するだろう。Snapdragon S4プロセッサは、コア数は多くないが、非常に速く、高効率で、電力をあまり消費しない。
GALAXY Note IIには、8メガピクセルのメインカメラと、2メガピクセルの前面画像センサが搭載されている。競合製品のセンサほど高解像度ではないが、GALAXY S III搭載のカメラと同じくらいの画質であれば、不満はそれほどないだろう。
GALAXY Note IIの未来は、自分のタブレットかスマートフォンを見限って、両方の目的にかなう1台の端末を選ぼうとする人々がどのくらいいるのかにかかっている。実際、サムスンのGALAXY S IIIやHTCの「One X」のような、大型画面を備えたAndroid搭載スマートフォンも既に同じ状況にある。
サムスンはまた、初代GALAXY Noteは世界中で1000万台以上販売されたと繰り返している。筆者はそのうち米国での販売数はどのくらいかと疑問に思っている。しかし問題は、ユーザーがハイテクメモ帳に価値を見いだすことができるかどうかである。このような端末が本当のペンと紙の感触を模倣するまで、その価値は低く見られるだろう。この新しいGALAXY Noteはわれわれにその良さを納得させられるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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