サムスンが、「Windows RT」を採用した少数のPCメーカーの1社となった。ドイツのベルリンで現地時間8月31日から9月5日まで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」に向けて、今後発売予定のタブレット端末「ATIV Tab」に関する情報を発表したのだ。10.1インチサイズの同タブレットは、サムスンがすでに公開しているフルバージョンの「Windows 8」搭載タブレットやタッチスクリーン型のノートPCとは異なるものだ。実際、先ごろRT搭載製品に関して同社に尋ねたときも、IntelおよびAMDのチップを搭載するノートPC担当部門はこの話題に取り合わず、RT搭載製品に取り組んでいるのは同社の他の部門だと述べていた。
サムスンがIFA向けにATIV Tabについて発表した内容は次の通りだ。
高級感のあるヘアライン仕上げのサムスンの新製品ATIV Tabは、タブレットの世界にフルバージョンのWindows 8搭載PCのユーザー体験をもたらしながらも、優れたモビリティを実現している。重さは570gながら10.1インチのディスプレイを搭載し、8.9mmの薄型ボディを持つATIV Tabは携帯性に優れ、いつでも持ち運ぶことができる。遅れることなくただちに起動し、「Office Home & Student 2013 RT」プレビュー版を搭載しているこのタブレットは、仕事でもプライベートでも常に柔軟性と利便性をユーザーに提供する。このため、PCで作業しているのとまったく同じように、ドキュメントを開いたり、作成したり、編集して他のユーザーと共有したりできる。また、8200mAhという十分な容量のバッテリを搭載しているため、プロジェクトの作成や確認、共有といった作業がほぼいつでもどこでも可能になる。さらに、ATIV TabはさまざまなWindows搭載PCデバイスとアクセサリ製品に互換対応しているため、内蔵のUSBポートやuHDMIを使用してプリンタ、キーボード、プロジェクタ、外付けモニタなどの周辺機器を利用することが可能で、そのために追加ソフトウェアをインストールするわずらわしさもない。
なお、上記の発表は欧州のユーザーに向けたものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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