米国時間8月27日に提出され、Bloombergが報じた書類によると、Appleは、サムスンの10.1インチのWi-Fi限定版「GALAXY Tab 10.1」タブレットに対する従来の販売差し止めを拡大し、4G版も対象に含めたいと考えているという。
Appleは、同社の特許権3件をWi-Fi版GALAXY Tab 10.1が侵害していると認定した先週の陪審評決を引き合いに出している。同タブレットの4G版も評決書で言及されたが、同デバイスはAppleの意匠権を侵害していないと陪審員団は判断した。
サムスンは26日夜、陪審員団がGALAXY Tab 10.1はAppleの意匠権を侵害していないと判断したことで、同デバイスに対する販売差し止めの根拠はなくなったと主張し、過去に課された同デバイスの販売差し止めを解除するよう裁判所に要請した。Appleはその要請に反対するとともに、4G版のGalaxy Tabの差し止めも要請することで、基本的に要請を倍増させた。
陪審員団が特許権侵害を認定したソフトウェア部分に関して、それら2つのデバイスは基本的に同じだ、とAppleは主張する。
「GALAXY Tab 10.1の携帯電話網対応版は評決書に含まれていなかったが、Appleの一部の特許権を侵害していると陪審員団が認定した製品と酷似しているので、それらの特許権を侵害する製品を対象とする販売差し止めに含まれるべきだ」(Apple)
同デバイスは既に製品サイクルのかなり先の段階まで行っているので、サムスンはいかなる差し止めの解除(サムスンは提出書類の中で解除を要請している)も促すべきではない、とAppleは付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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