横幅が同じであるため、今まで通り親指は画面の端から端まで届く。(Android携帯のような)より幅広の画面を片手で操作することは難しいのである。
Strategy AnalyticsのWireless Device Labが3月に行った報告では、スマートフォン所有者のうちほぼ90%が、ある程度の薄さが実現されているのであれば、4.0~4.5インチのディスプレイを搭載したスマートフォンを望んでいるという。
4.5インチディスプレイを搭載したスマートフォンは極めて大きなものとなる。LG電子の「Optimus 4G LTE」を例に挙げてみよう。このスマートフォンのサイズは133.9mm×67.9mm×10.5mmであり、115.2mm×58.6mm×9.3mmのiPhone 4Sと並べてみない限りさほど大きくは感じられない。しかし数字の上では大きな違いに感じられなくても、手に取ってみるとその差は大きいのだ。
iPhoneを使う場合、筆者の親指は画面の端から端まで何の問題もなく届くものの、本体がより大きくなると無理が出てくるため、両手で操作することになる。通常の場合、これが問題になることはないものの、素早くテキストメッセージや電子メールを打ち込みたい場合、大きなスマートフォンは利点よりも欠点が勝るようになるのである。
提供: iLab Factory