最近Facebookの検索バーを利用したユーザーならば、「Sponsored Results」という検索連動型のスポンサー広告がさりげなく表示されるようになったことに気が付いたかもしれない。
ソーシャルネットワークFacebookは米国時間8月22日から、Sponsored Resultsを提供開始した。これはマーケティング担当者が検索結果のスペースを利用してユーザーにアピールするための機能である。Facebook広報担当者によると、このクリエイティブな広告機能はこれまで約1カ月間のテスト期間を経て、22日から広い範囲のユーザーに提供開始されたという。
今後はFacebook検索バーを使用してアプリケーションやページを検索した際に、検索結果に企業によるスポンサー広告が含まれる可能性がある。これらの広告は、企業のFacebookページにリンクされている。
株式公開企業となったFacebookは、広告からこれまで以上に収益を上げなければならないという大きな圧力にさらされている。
今回の新機能は、Googleが検索結果にスポンサー広告を挿入する方法に似ているが、Facebookの広告主はおそらくGoogleほど大きな効果を得られないだろう。Facebookのユーザーは購入したいものを検索しているわけではないからだ。また、企業は顧客をFacebookの外部のサイトへと導くリンクを挿入することはできない。
しかし、今回の新機能にはブランドの認知度を高める効果があるかもしれない。それは、Facebookがいつも主張している同サイトの効果だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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