アドビ、ウェブパブリッシング用ツール「Muse」と「Edge」をアップデート

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年08月22日 14時22分

 Adobe Systemsは、ウェブページのデザインとパブリッシング用のツールとして3カ月前に初公開した「Muse」をアップデートした。同社のセールスポイントの1つであるソフトウェアサブスクリプションプランに沿ったリリースだ。

 AdobeはMuseを「Creative Cloud」サブスクリプションサービスとともにリリースしていた。このサービスは、ウェブホスティングやウェブフォント、ファイル同期などのオンラインサービスに加え、「Adobe Creative Suite 6」(CS6)ソフトウェアの全製品をユーザーが利用できるようにするものだ。Creative Cloudの販売戦略の一環として、Adobeは新機能が登場するたびにそのコンポーネントをアップデートすることにしており、サブスクライバーは「CS7」まで待たなくても新機能を入手できる。

 新しいバージョンのMuseは日本語に対応し、コンタクトフォームやファイルを直接ダウンロードするためのリンクをウェブサイトに追加できる。Adobeは米国時間8月20日夜のブログ投稿で、「これはMuseプロダクトチームの取り組みの最初の部分に過ぎない。同チームは、サイトホスティングプラットフォームである『Adobe Business Catalyst』との緊密な連携を通じて、広範囲のコンテンツ管理機能をMuseに組み込もうとしている」と述べた。

 リリースノートによると、Museには次の機能も追加されている。

  • レイアウト機能を向上させる整列ツール。
  • グローやドロップシャドウなどの効果を追加するときに、イメージに依存しないカスケードスタイルシート(CSS)をサポート。
  • 豊富なキーボードショートカット。
  • スライドショーやメニューウィジット用の新規オプション。
  • 文字、段落、グラフィックスタイルをドラッグアンドドロップする機能。

Adobe Muse
提供:Adobe Systems

 また、Adobeは「Edge Animate」の新しいプレビューバージョン7をリリースした。これは、前の「Edge」ソフトウェアが新しい名称となったもので、ウェブページに双方向性や動的な要素を追加できるように設計されている。

 Adobeによると、新しいバージョンの新機能は次のとおりだ。

  • リサイズ可能なレイアウト: プロジェクトをさまざまな画面サイズに適応させることができる。
  • クリエイティビティツール: 新しい楕円ツール、ボックスシャドウとテキストシャドウ、より堅牢なテキスト編集。
  • ステージの改良: ルーラー、ガイド、リサイズ可能なステージ、位置決め機能。
  • タイムラインの改良: スナッピング調整、FPSをエミュレートする時間ベースのインクリメント、可視グリッド。
  • キーフレームの改良: 多数の改良により、キーフレームの操作がより簡単で高速になっている。
  • ユーザビリティの強化: グループ化、プロパティパネルの刷新、新しいキーボードショートカットなど。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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