Adobe Systemsは、ウェブページのデザインとパブリッシング用のツールとして3カ月前に初公開した「Muse」をアップデートした。同社のセールスポイントの1つであるソフトウェアサブスクリプションプランに沿ったリリースだ。
AdobeはMuseを「Creative Cloud」サブスクリプションサービスとともにリリースしていた。このサービスは、ウェブホスティングやウェブフォント、ファイル同期などのオンラインサービスに加え、「Adobe Creative Suite 6」(CS6)ソフトウェアの全製品をユーザーが利用できるようにするものだ。Creative Cloudの販売戦略の一環として、Adobeは新機能が登場するたびにそのコンポーネントをアップデートすることにしており、サブスクライバーは「CS7」まで待たなくても新機能を入手できる。
新しいバージョンのMuseは日本語に対応し、コンタクトフォームやファイルを直接ダウンロードするためのリンクをウェブサイトに追加できる。Adobeは米国時間8月20日夜のブログ投稿で、「これはMuseプロダクトチームの取り組みの最初の部分に過ぎない。同チームは、サイトホスティングプラットフォームである『Adobe Business Catalyst』との緊密な連携を通じて、広範囲のコンテンツ管理機能をMuseに組み込もうとしている」と述べた。
リリースノートによると、Museには次の機能も追加されている。
また、Adobeは「Edge Animate」の新しいプレビューバージョン7をリリースした。これは、前の「Edge」ソフトウェアが新しい名称となったもので、ウェブページに双方向性や動的な要素を追加できるように設計されている。
Adobeによると、新しいバージョンの新機能は次のとおりだ。
- リサイズ可能なレイアウト: プロジェクトをさまざまな画面サイズに適応させることができる。
- クリエイティビティツール: 新しい楕円ツール、ボックスシャドウとテキストシャドウ、より堅牢なテキスト編集。
- ステージの改良: ルーラー、ガイド、リサイズ可能なステージ、位置決め機能。
- タイムラインの改良: スナッピング調整、FPSをエミュレートする時間ベースのインクリメント、可視グリッド。
- キーフレームの改良: 多数の改良により、キーフレームの操作がより簡単で高速になっている。
- ユーザビリティの強化: グループ化、プロパティパネルの刷新、新しいキーボードショートカットなど。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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