Appleとサムスンが再度、泥沼化した特許訴訟について妥協点を見出そうとしているという新たな報道が浮上している。
Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏とサムスン電子のCEOである權五鉉(クォン・オヒョン)氏は、米国時間8月20日に電話会議を開いて係争中の特許問題に対する解決策が得られないか話し合う予定だと、Bloombergが複数の情報筋の話として報じている。これに先立ち、米地方裁判所のLucy Koh判事が両社に対し、会合を開いて互いの見解の相違について議論するよう求めていた。
しかし、両社が妥協点に達する可能性は非常に低いようだ。Koh判事は2012年5月にも、会合を開いて互いの見解の相違を議論するようAppleとサムスンに求めた。両社は2日間で16時間に及ぶ話し合いを持ったが、合意に至ることができず、特許侵害とされる問題は、緊迫した裁判へと発展した。
Appleは、サムスンが同社製品を模倣したと主張しており、25億ドルの損害賠償を求めている。一方サムスンは、Appleの方が同社の特許を侵害していると主張し、ロイヤリティ料として最大3億9900万ドルを求めている。両社の主張はあまりにもかけ離れており、また、世界中で非常に多数の法的な争いが繰り広げられているため、簡単な電話会議で何らかの解決が得られるとは到底考えられない。
話し合いによって進展が得られなければ、同訴訟の行方は陪審評決にゆだねられることになる。Bloombergによると、陪審員による評議は21日にも始まる可能性があるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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